Lispといえば方言ですが, 新しい(2000年以降に登場した)方言がたくさんあって, 覚えきれないのでメモ.
によれば, ErlangVM上で動くLisp, LFEという方言があるそうです. 最初に登場したのは, 2008年なのだそうで, 2007年に登場したClojureとは一年違いです.
英語版のWikipediaのLispの記事を見ると,
There are several new dialects of Lisp: Arc, Hy, Nu, Clojure, Liskell, LFE (Lisp Flavored Erlang) and Racket.とあり, Common Lisp, Emacs Lisp, Scheme, Clojure以外にも様々な方言が存在しています.
Arcは, 特徴はいまいちよくわかりませんが, Paul Grahamによる方言とその実装. Hyは, PythonVM上で動作するLispで前に記事を書きました. Nuは, Objective-Cで書かれていて, MacOSXのアプリケーション向けのスクリプト言語で, Semantics的にはLispよりもRubyに近いそう. Liskellは, 名前からなんとなく想像がつきますが, HaskellのSyntaxをLisp風にしたものです.
他にも調べると色々出てきました. どうやら, VM+Lispという組み合わせ(Clojure, Hy, LFE)が多いようなので, Luaで調べてみると, Moonlispというのがでてきましたが, これは, Luaのコード(VMのバイトコードなどではなく, 言語としてのLuaのコード)へコンパイルされるもののようです. CLR(.NET)では, L#, JavaScriptでは多すぎて調べきれませんが, ここ(JavaScript Lisp Implementations)に, そのリストがあります.
また, Egisonというパターンマッチに重点をおいた方言がありますが. このあたりは, パターンマッチに否定的なClojureとは対照的かもしれません.
2 件のコメント :
Liskell is here.
Thank you for comment and infomation.
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