2015/04/20

Clojureで単純パーセプトロンを書いてみた.

 機械学習を学習しているので, とりあえず, 単純パーセプトロンを書いてみました. 理論と比べると, 実装は非常に簡単(というかシンプル)でした.

 機械学習系のアルゴリズムは, immutableなClojure向きではないような気もしますが, 単純パーセプトロンなら, 大量の配列のupdateの作業がないので, 大丈夫でした.

 参考文献は, 以下のブログ中のスライド.

単純パーセプトロンをPythonで組んでみる - 銀座で働くデータサイエンティストのブログ

 単純パーセプトロンは, 線形分離可能な分類問題において, 識別関数を求めるアルゴリズムです.

 求める分離関数を g(x) = w . + bとすると, アルゴリズムとしては(参考文献のスライドにもありますが),
R = maxi(||xi||)
repeat
  modified? ← false  for i = 0 to (サンプルの総数) - 1 do
    if (labeli * (w . xi) + b < 0) then
      modified? ← true
      ww + ((学習係数) * labeli) xi
      b ← b + (学習係数) * labeli * R
    end if
  end for
until (not modified? or ループ上限に達する.)

xi : i番目のサンプル(教師データ)を表すベクトル(2次元なら(x, y)など)
labeli : i番目のサンプルのラベル(どちらのクラスタに属するか, -1 or 1)
(学習係数) : 1未満の値

 で良いようです.
(2014/11/20 : modified?と終了判定が間違っていたので修正)

 ソースコードは以下のようになりました.(incanterを使ってます.)  というわけで, 実行してみると, 以下のようになりました.


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